長介の髭 消えないままの痛み

犬と本と漫画、映画にドラマ、ときどきお出掛け。消えない傷を残して、前に歩む毎日。

天国と地獄 それを分けるのは〇〇の存在

今日から、いよいよグループリーグの最終戦に突入します。

どのグループも、2試合が同時刻の開始なので、両方が終了した瞬間

まさに“ドーハの悲劇”のとおり、勝敗どころか、場合によっては

得失点差、総得点数、直接対戦の結果によって、

4か国が天国と地獄、決勝トーナメントに進める2国と、

敗退する2国に分かれることになります。

 

全国優勝国のフランス代表、前々回優勝のブラジル代表、

さらにクリスティアーノ・ロナウドポルトガル代表の3か国だけが、

勝ち抜けを決めています。まだ13か国が決まってないのです。

 

日本代表を始め、前回大会で日本代表を大逆転したあのベルギー代表や

第一回大会の優勝国でスアレスカバーニが居るウルグアイ代表も

敗退の崖っぷちです。

 

最後に結果を分けるのは、

そのチームの中に、逆境を感じない“エゴイスト”が

居るか居ないか、ではないでしょうか?

 

ちなみにエゴイストとは、語句の意味は、「利己主義者」。

「他人が被る不利益を省みずに、自らの利益だけを求めて行動する人」

だそうです。

 

古今東西で、最高のエゴイストだったと評されたサッカー選手は

オランダ代表の「フライング・ダッチマンヨハン・クライフだと思います。

 

昔、中田ヒデがクライフに似てると言われて、思わず返した言葉が

 

僕は傲慢でも、エゴイストでもないと思いますけどね…

 

また、柏レイソルでもプレーしたブルガリアのスター選手ストイチコフ

気性が荒く扱いづらい選手と言われていましたが、彼は

 

僕にボールの蹴り方を教えられるのは、ヨハン・クライフだけだ

 

と言ったそうです。

 

以下は、クライフ自身の言葉です。

 

ボールを持てば私が主役だ。

決定するのは私で、創造するのも私だ。

 

攻撃しない、美しくないサッカーにいったい何の価値があるのだろう。

 

サッカーは美しくなければならない。

 

美しく勝利せよ!

 

久保くん、三苫、堂安の3人が、スラダンの花道、流川、宮城のような

エゴイストに化けることが出来れば、間違いなくスペイン代表にも勝てます。

今すぐ、森保監督に『俺を先発で出せ!』と言って欲しいです。

 

そもそもが、第1戦と第2戦で先発メンバーを5人も入れ替えた

いわゆる“ターンオーバー”の是非を、議論する向きもありますが、

シンプルに考えれば、単に海外組と国内組のレベルに差があった。

今の日本代表には、総力戦で3試合を、世界レベルの相手に戦える実力が無かった。

それだけのこと。それが日本代表の実力なんです。