長介の髭 消えないままの痛み

犬と本と漫画、映画にドラマ、ときどきお出掛け。消えない傷を残して、前に歩む毎日。

戦争と平和(その5)

嘘を大声で、充分に時間を費やして語れば、人はそれを信じるようになる

アドルフ・ヒットラー

 

嘘つきの受ける罰は、人が自分を信じてくれないということだけではなく、他の誰でも信じられなくなる、ということである。

バーナード・ショー

 

一つの嘘を本当らしくするためには、いつも七つだけ嘘を必要とする

マルティン・ルター

 

草思社から『戦争プロパガンダ10の法則』という本が出版されています。

2002年の発売され、作者はベルギー生まれの歴史学者だそうです。

以下は、その本の目次です。

 第1章 「われわれは戦争をしたくはない」

 第2章 「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」

 第3章 「敵の指導者は悪魔のような人間だ」

 第4章 「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」

 第5章 「われわれも意図せざる犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為

      におよんでいる」

 第6章 「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」

 第7章 「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大」

 第8章 「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」

 第9章 「われわれの大義は神聖なものである」

 第10章 「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」

 

嘘をつかないためには、同時通訳の音声と字幕を消すしか方法がないのでしょう。

パラリンピックの開会式で、パーソンズ会長が声を大にして呼び掛けたように

21世紀が“対話と外交の時代“だと証明できるどうか、この数週間で決まります。

 

真実とは、経験という試練に耐えるもののことである

アルベルト・アインシュタイン