長介の髭 消えないままの痛み

犬と本と漫画、映画にドラマ、ときどきお出掛け。消えない傷を残して、前に歩む毎日。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

他人を受け入れること、自分の衝動と向き合う

たまたま新聞の書評を読んで、気になった作家さんの本を図書館で借りて読みました。 ひさびさに、途中で読むのを止められず、明け方まで、一気に読み切ってしまいました。 呉勝浩さんの『白い衝動』です。本当に衝撃的な話でした。 Aはその特異な衝動ゆえに…

これぞ、大河歴史小説!

帚木 蓬生さんの『襲来』を読みました。帚木 蓬生さんは、“全作品読み作家”の一人です。 最初に読んだ作品は『閉鎖病棟』でした(何年前だったでしょうか?まだブックオフに通い始めてすぐのころに、題名が気になって、買って読んでハマって、幾つかもの店を…

きれいな花やイベントよりも、原っぱと青いお皿!

お天気が良かったので、久しぶりに長介くんと、愉しいお出掛けです! 今日のお出掛け先は、以下の通りです。 仙台堀川公園〜横十間川親水公園〜小名木川クローバー橋〜猿江恩賜公園 水辺の遊歩道を行くと、あちらこちらで、ちょうど彼岸花が見頃を迎えていま…

本格派ですね

麻見和史さんの『骸の鍵』を読みました。WOWOWでドラマ化された『石の繭』以来、全作品を読破し、新刊が出ると必ず読んでいる作家さんの一人です。 題名の感じで、またあの警視庁捜査一課第十一係シリーズかと思って読み始めましたが、残念ながら、如月塔子…

親バカ、そして親不孝

門井慶喜さんの『銀河鉄道の父』を読みました。 宮沢賢治の生涯を、父親の政次郎さんの視点から、自身の揺れる内心の葛藤とともに記した小説です。親から見れば、子どもは幾つになっても、子どもなんだとあらためて思いました。 神格化されてない宮沢賢治、…

未来のために

湊かなえさんの『未来』を読みました。これまで読んだ本の中でも、一番に悲しい話でした。 彼や彼女たちが向き合ってきた過酷な出来事に、ただただ圧倒されてしまい、言葉が出ません。 「人間も初期化出来るといいのにね」 実際に彼や彼女たちが、勇気を出し…

普通のことが普通に。当たり前のことが当たり前に行われる。

夜になると、僕は化け物になる。 次の住野よるさんの作品は『よるのばけもの』です。 読み終わった後、この本はとても怖い話だと思いました。 「昼の姿と夜の姿、どっちが本、当?」 アドラー先生もおしゃっていました。「嫌われる勇気」があれば、自由に生…

幸せとは何か?

気に入った小説に出会うと、その作家の作品を全部、読みたくなるのは昔からです。 なので、今は、住野よるさんです。『また、同じ夢を見ていた』を読みました。 あえて、内容は書きません。仕事や人間関係が上手くいかない、と思っている人には、お薦めです…

アドラー先生もおしゃっていました

例によって、WOWOWで映画を先に観て、その後だいぶ経ってから、住野よるさんの原作を読みました。 そう『君の膵臓がたべたい』です。小栗旬さん、北川景子さんには、本当に申し訳ないですが、原作を読んでしまうと、映画の大人になってからのシーンは、まる…

プロフェッショナルとは?

今日、午後10時25分から、地上波の1チャンネルで放送された番組を観ました。 以下は、番組ホームページからの引用です。 仕事の流儀には、その人の生き方が現れる。 『プロフェッショナル 仕事の流儀』は、さまざまな分野の第一線で活躍中の一流のプロの「…