長介の髭 消えないままの痛み

犬と本と漫画、映画にドラマ、ときどきお出掛け。消えない傷を残して、前に歩む毎日。

幸せとは何か?

気に入った小説に出会うと、その作家の作品を全部、読みたくなるのは昔からです。
なので、今は、住野よるさんです。『また、同じ夢を見ていた』を読みました。

あえて、内容は書きません。仕事や人間関係が上手くいかない、と思っている人には、お薦めです。
読み終わって、心に何かホッコリしたものが残ります。自分は好きな作品でした。

幸せとは何か?登場人物が、それぞれ答えます。

「自分がここにいていいって、認めてもらえることだ」

「幸せとは、誰かのことを真剣に考えられるということだ」

「僕の絵を好きだって言ってくれる友達が、隣の席に座っていることです」

「今、私は幸せだったって、言えるのことだ」

さて、自分は、今、幸せなのか?悲観することはありませんが、即答で「幸せです!」とは、言い切れない自分がいます。でも「人生は、オセロみたいなもの」。だから、まだ分かりません。
マス目が残っているうちは、まだまだ何とかなる気がしてきます。

「しーあわーせはー、あーるいーてこーないー だーからあーるいーていーくんだねー」

とりあえず、住野よるさんの次の作品を図書館で予約しました。
Wikipediaによると、住野よるって、大阪在住の男性なんですね。意外です。