長介の髭 消えないままの痛み

犬と本と漫画、映画にドラマ、ときどきお出掛け。消えない傷を残して、前に歩む毎日。

2019-01-01から1年間の記事一覧

最後に残ったのは…

42年にも及ぶ長いサーガが、ついに完結しました。 これだけの話題作です 。賛否あると思いますが、 中学生のときからリアルタイムで9作品をすべて劇場で観てきた人間としては、 素直に感動しています。また勇気を貰いました。 何度も繰り返し使われてきたキ…

夢追い人

映画にも「食わず嫌い」というものがあるもので、 劇場公開時に評判が良くても、マスコミ宣伝や予告映像とかを観て、こんな映画だろうと 決めつけてしまったまま、観るのを避けてしまうことってありませんか? まさにそんな作品でした。 WOWOWで放送されたの…

おかげさま

いいことは おかげさま わるいことは 身から出たさび あいだみつをさんの詩です。さらに、もう一つ。 私の、このヘタな文字、つたない文章も、 見てくれる人のおかげで 書かせていただけるんです。 「おかげさんで」でないものは、 この世に一つもありません…

道の駅、3県境、遊水地

今日も長介くんは、車でお出掛けです。 東北自動車道の加須インターを降りて、まず最初に立ち寄ったのは、 埼玉県加須市にある「道の駅 童謡のふる里おおとね」。近くに利根川の土手があり、すぐ裏の田んぼでは“ホテイアオイ”が一面に栽培されていて、ちょう…

北欧の森、赤い絨毯、黄色い電車

長介くんと電車でお手掛けです。行き先は、埼玉県飯能市。 長介くんのお気に入りの場所の一つです。 そこに、今年、新しい物が二つ登場しました。 その一つが、ここです! 「メッツァビレッジ」と「ムーミンバレーパーク」です。 “メッツァ”とは、フィンラン…

優しさとは、何か?

いつものWOWOW放送録画で、『生きてるだけで、愛。』という映画を観ました。 主演は趣里さんと菅田将暉くん。原作は本谷有希子さんの同名小説で、 関根光才監督の作品です。 「W座からの招待状」という番組で、放送作家の小山薫堂さんが、この映画の印象を…

My favorite things by長介

芝生斜面の河川敷 ダム工事現場 峠の釜めし These are a few of my favorite thingsこれらは私のお気に入り 長介くんは、久しぶりに、車で遠くまで、お手掛けをしました。 そこでたまたま通り掛かった、ある街のスポーツグランドの脇に 快適な“緑の芝生斜面”…

闘う人の応援歌!

昔、中島みゆきさんの『ファイト!』を初めて聴いたときに 感じたのと、同じ衝撃です。 大泉洋さん、松たか子さんには、申し訳ありませんが、 ドラマを遥かに超えています。 たぶん、ドラマは放送が終われば、すぐに忘れられると思いますが、 この歌は間違い…

ほんとうのさいわい

「カムパネルラ、また僕たち2人きりになったねえ、 どこまでもどこまでも一緒に行こう。 僕はもうあのさそりのように ほんとうにみんなのさいわいのためならば 僕のからだなんか 百ぺん灼いてもかまわない。」 宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』からの一節です。 …

本物の勇気、本当の勇気、真の勇気

引き続き、みどりさんが言った“本物の勇気”について考えています。 まずは、松下幸之助さんの言葉です。 「本当の勇気というものは、一つの正義に立脚しないことには、 また良心に顧みてこれが正しいと思わないことには、 湧いてこないと思うのです。 だから…

罪と罰(その3)私と私たち、本物の勇気

ビッグコミックオリジナルに連載中の漫画『前科者』より、 いつも悪いことが起きる、それは自分が悪いからと考えてしまう多美子。 それに対して、佳代ちゃんは、こう考えてはどうかと諭します。 多美子さんはしばらく… 私たちって考えるといいかもしれません…

相手に興味を持つ=聞き上手!?

現在、放送中の黒木華さん主演のTVドラマ『凪のお暇』が話題です。 武田真治さん演じる怪しいスナックのママが、主人公の凪(黒木華さん)に言います。 「そもそも なんで 相手に会話のボールを投げてもらう前提なの? 何様? あんたってもしかして 自分のこと…

生と死を分かつものは…

たまたま図書館の新刊コーナーに置いてあったのを、手に取って、読みました。 とても深く、重いテーマの本でしたが、最後まで一気に読んでしまいました。 その本は、乾ルカさんの『心音』です。 物語は「終焉」から始まって「誕生」で閉じられます。 「あな…

夢に向かって、没頭する

最近、なにかと話題の国営放送で「みんなのうた」スペシャルインタビューが放送されました。 以下はその一部、夢に向かってがんばる子どもたちへのメッセージです。 明確に一つ目標を持つ それに対して その目標のために頑張っていくというのは すごく健全な…

己の王になる!

「私は、王などではありません」 「人を王と頼むものではありません」 「誰か一人を王として、その言いなりになることも、 大勢が言うからと言って、そちらにただ無気力に流されるのも、いずれも同じこと。 貴方の天命を果たすことはできますまい」 「他の誰…

誰がために、真実を追求するのか

先日、映画館で観た映画『新聞記者』の原作ではなく、原案のノンフィクション新書を読みました。 作者は、現役の東京新聞の社会部記者、望月衣塑子(いそこ)さんです。 新聞記者の仕事とは、ジグソーパズルを作るときのように、ひとつずつ真実を認めさせて、 …

罪と罰(その2)

ビッグコミックオリジナル連載中の漫画『前科者』の最新話で、 “最強の保護観察中女子”みどりさんが、“最弱の保護司”佳代ちゃんに言います。 佳代ちゃんの良い所は強さじゃない。 むしろ弱さだよ。 今の時代、強いヤツは信用できない。 弱いからこそ、みんな…

“羊たちの沈黙”

劇場の大きなスクリーンで、久しぶりに映画を観ました。まるで、ドキュメンタリーのようにリアルで、最初から終わりまでずうっと続く緊迫感から、観ている間は胃がキリキリしました。 その映画は、松坂桃李さん主演の『新聞記者』です。 この国の民主主義は…

罪と罰

図書館のホームページで“保護司”をキーワード検索して、ヒットした小説を2冊続けて読みました。 真保裕一さんの『繋がれた明日』と吉村昭さんの『仮釈放』です。 どちらの作品も、人を殺める“罪”を犯して、少年院・刑務所に収監される“罰”を受けて、その後…

原作を読みました。

その作品とは、薬丸岳さんの『悪党』です。 ストーリーの大筋はTVドラマと同じですが、細かい設定は、だいぶ脚色されていました。 前回、引用した台詞もすべて原作には、ありませんでした。 ドラマで、寸分違わず同じ台詞が使われていた場面の一つが、主人公…

残念…

2020の男子サッカー、ヨーロッパ予選で、残念ながらイタリアが敗退しました!ロシアW杯に続いての敗退です。しかも、今回は予選を兼ねた大会のU21ヨーロッパ選手権の開催国でした。 代わりにルーマニアの出場が決定しました。 またコパ・アメリカ、女子のW…

今と、向き合う

東出昌大さんが主演のWOWOWオリジナルドラマ『悪党-加害者追跡調査-』を観ました。 東出さんが演じる主人公は、元警察官で15年前に姉を殺されたトラウマを抱えながら、今は探偵をやっています。彼は“加害者追跡調査”の依頼を受けたことで、刑期を終えて社…

15分の2の当選でした!

2020の観戦チケットの抽選結果が、分かりました! 「開会式」と「閉会式」を含めて、15セッションに応募しましたが、結局、当選したのは 2種目だけ「男子サッカーの予選一次ラウンド」と「ボートの予選」でした。 「開会式」「閉会式」「男子サッカー準々決…

夢のように美しいが現実のようにたしかな…

いつものようにWOWOWで放送された映画を観た後で、原作の小説を読みました。 映画も十分に綺麗な映像で満足感は得られましたが、やはり、小説の方が勝っていると思いました。 宮下奈都さんの『羊と鋼の森』です。この作品は、2016年に第13回本屋大賞を受賞し…

人間は…何が起きても人間です!

現在、小学館の「ビッグコミックオリジナル」に連載中の、香川まさひとさん原作、月島冬二さん作画の『前科者』の最新刊、第3巻を読みました。主人公の阿川佳代は、保護司をやっています。 保護司法 第一条 保護司は社会奉仕の精神をもって、犯罪をした者及…

時代や場所、種族が変わっても、変わらない愛の物語です!

いつものように、録り溜めたWOWOW放送の映画を観ました。 今回は、リュック・ベッソン監督の最新作『ヴァレリアン 千年の惑星の救世主』です。 リュック・ベッソン監督と言えば『グラン・ブルー』『レオン』や『ニキータ』で、 一躍、有名になりましたが、ミ…

人は、正しいか間違っているかじゃなく…裏があるかないか

最近、気になっている漫画があります。 その漫画とは、小学館の「ビッグコミックオリジナル」に連載中の、香川まさひとさん原作、月島冬二さん作画の『前科者』です。たまたまブックオフで見つけて、1巻、2巻を買いました。つい先日、3巻が発売されたばかり…

人の愛し方 愛され方が分からない人

WOWOWで、角田 光代さん原作の『坂の途中の家』を、柴咲コウさん主演の連続ドラマで観ました。 3歳の娘と夫と3人で平穏な暮らしをしていた主人公の元に、ある刑事事件の裁判員候補に選ばれた という通知が届きます。その事件とは、生後8ヶ月の娘を浴槽に落と…

小細工なしでも良かったのではないでしょうか?

令和になって、最初に読み終わった小説は、葉真中顕さんの『ロスト・ケア』です。 同じく、最初に観た映画は、宮沢りえさん主演の『湯を沸かすほどの熱い愛』です。 『ロスト・ケア』は、少子・高齢化社会においての介護の現状が、当時者=家族と事業者の視…

時代が変わる!「でも、そんなの関係ねぇ」by長介

今日は“平成”最後の日です!明日からはいよいよ“令和”になります。10連休のGW、皆さん、いかがと過ごしでしょうか? 長介くんはGWの初日、あいにくのお天気でしたのが、工事真っ最中の場所を訪れました。何処だか、分かりますか? そうです。来年に向けて、…