長介の髭 消えないままの痛み

犬と本と漫画、映画にドラマ、ときどきお出掛け。消えない傷を残して、前に歩む毎日。

指揮官の覚悟とは?

連続してサッカーの話題です。(たぶん、ワールドカップ期間中は他は書かないかもしれません)

昨日のガーナ戦と今日のメンバー発表を見て、残念ながら3戦惨敗を確信しました。それどころか、4年後が心配です。

まずは昨日の試合ですが、試合前の国家斉唱のときに、西野さんが「君が代」を歌っているのが、映ったその瞬間は、とても感慨深いものがありました。これで、チームの一体感が、より強まるんではないかと、期待が膨らみました。しかし、先発のイレブンの中で、「オッ」と思えたのは、大島ぐらいです。あとは、久しぶりの出場だった宇佐美と、途中からの出場ですが岳ちゃんですかね。で、試合の方は、90分間の間、ワクワクすることもなく、正直、まったく点が入る予感がしませんでした。西野さんが考えるベストメンバー(少なくとも、初戦のコロンビア戦の先発メンバー)が昨日のスタメンだとしたら、せめて、最後まで宇佐美を観てみたかったです。

そして、何よりもガッカリしたのが、試合後の監督インタビューです。皆さんには、西野さんの言葉と姿はどう見えましたか?私には、現場で選手と共に闘う「指揮官の覚悟」は、微塵も感じることが出来ませんでした。その姿は、まさに協会幹部のままの言葉ようでした。その言葉には、何の魂も、決意さえも、籠もっているようには、感じられませんでした。(それが良いか悪いかは、別にして)ハリルさんだったら、間違いなく、怒りを爆発させていたと思います。日本が初めて、ワールドカップに出場したフランス大会での、岡田さんは、見るからに「悲愴感」が漂っていて、「もしワールドカップに出場出来なかったら」「もし3戦全敗で、勝ち点が0だったら」、日本には帰らない(帰れない)覚悟を感じました。だからこそ、あのカズとキーちゃんをメンバーから、外すことが出来たんだと思います。

それに対して、今日のメンバー発表です。結局、香川と本田、岡崎は入ることが最初から決まっていたのでしょうか?そのためのハリル解任だったのでしょうか?そう思えてなりません。

浅野にしても、井手口にしても、三竿にしても、その他のリオ五輪メンバーをワールドカップで、観たかったです。ハリルさんだったら、どんなメンバーを選んだのか考えてしまいます。最初にも、書きましたが、4年後、8年後が心配です。その頃、西野さんは今回の功績(本田、香川を選んだこと)が認められて、日本サッカー協会の会長をやっていることでしょう。サッカーって、もっと意外性があり、ワクワクするスポーツなんですが、本当に残念で、残念で仕方ありません。