長介の髭 消えないままの痛み

犬と本と漫画、映画にドラマ、ときどきお出掛け。消えない傷を残して、前に歩む毎日。

さすがご意見番です!

「ルールで助けられたということ。そのルールを最大限利用したね。世界に対して恥をかいた。こちらが負けている状況で、別の試合に委ねるのはいかがなものか。フェアプレーポイントのルールについても考える必要が出てくるだろう。決勝トーナメントは延長、PKで決着をつける。グループステージでしか使わないルールがあるということは考えなければならないね」
「決勝トーナメント進出は嬉しい結果かもしれない。だが、負けるのを良しとした姿勢は納得がいかない。W杯という舞台で大ブーイングを受けたことは喜ばしいものではないね。今のままでは誇れる大会ではなくなるし、子どもたちにも『いい試合だった』とは言えない」
「ベスト16は南アW杯以来だが、あの時は内容・結果があってのものだったが、今回は初戦はじめ、ハプニングに助けられての側面が大きい。次の試合で負けてしまったら、この試合の最後10分に選択したことも含めて、すべて無駄となる。ベスト16で負けられなくなったわけだから、その覚悟も持って戦ってほしい」
さすがです。セルジオ越後さんのコメントに100%と同感します。
果たして、あれが日本らしいサッカーなのでしょうか?もしも、監督がハリルさんだったら、岡田さんだったら、ジーコだったら、オシムさんだったらと考えてしまいます。飛躍しますが、“西郷どん”が監督だったら、間違いなく、最後の最後まで、美しく闘い続けて、散って行ったと思います。湘北バスケ部の安西先生だったらどうしたでしょうか?もっとも湘北の選手が負ける指示に従ったとは思えませんが。仮にあの場面て、ベンチの指示を無視して、リスクを侵して点を取りに行った選手が居たら、その選手は次の試合から干されるのでしょうか?だとしたら、ハリルさんと変わりがないことになりませんか?
「勝てば官軍」と言う言葉は、嫌いです。やはり、現代サッカー、そしてバルセロナの基礎を作ったのは、74年で敗れたオランダ代表であり、短いパスを繋いで全員でゴールを目指す市民クラブだと思います。不屈のゲルマン魂でも、華麗な王室公認クラブでもありません。後者が好きな方も居るとは、思いますが、日本代表が目指すサッカー、世界に見せたいサッカーが昨日の姿だとしたら、恥ずかしいです。
プロである限りは、試合終了の笛が吹かれる瞬間まで、全力を尽くすべきです。それが、対戦相手のポーランドに対しても、良い試合をして引き分けたセネガルに対しても、代表メンバーの選出に漏れた選手やベンチで試合に出られないサブの選手、何よりもスタジアムやテレビの前で、試合を観戦しているサポーターに対する、最低限の義務だと思います。「八百長」まがいの「試合放棄」以外の何ものでもありません。ハッキリ言って、失礼です。残念でなりません。