長介の髭 消えないままの痛み

犬と本と漫画、映画にドラマ、ときどきお出掛け。消えない傷を残して、前に歩む毎日。

これまでの4年間。さらに40年前の夢

試合開始まで、あと8時間です。

4年前に自分が書いた記事を読み返して見ました。

また去年の東京オリンピックの記事も。

 

歴史に“たられば”は、禁句ですが

やはり、一番悔やまれるのは

東京オリンピックが1年延期されたことです。

もし予定通り2020年に開催されていたら?

メダル獲得はさておき、間違いなく言えることは、

三苫や田中碧、上田綺世、前田大然、簱手が

1年早く海外のリーグに移籍したと思います。

それは、今よりも長い時間、トップレベルの経験を積んで

日本代表に選ばれていました。

間違いなく、相馬も、既に海外でプレーしていたはずです。

久保くんや堂安も、所属チームが、今とは違っていたかもしれません。

 

そして、2020年のオリンピック代表が

そのままコパアメリカに参加していたら?

リオ五輪代表監督を務めて2018年8月まで日本代表のコーチだった

手倉森さんがそのまま留任していたら?

 

今日、結果が変わっていたと思います。

 

運に頼って、起きる“奇蹟”は、

残念ながら本当の“実力”ではありません。

最近、『アオアシ』と『ブルーロック』というアニメ作品を観ました。

どちらの作品も、サッカー選手が主人公の話で

“抜き出た個性”や“エゴイスト”に着目した作品です。

 

正解をさっさと伝えるなんて、指導者の怠慢さ。

自分で考えさせることに――意義がある。

 

誰かの考える通りに育つうちなんて、大した選手じゃないぜ。

 

想像を超えてこい。世界にいきたければ、それが至上命令

 

世界一のエゴイストでなければ 世界一のストライカーにはなれない

 

「今までの自分」に捉われるな 

変わるってのは今までの自分を壊すことからしか始まらない

 

”たまたま”勝つな 勝つべくして勝ち奪れ

 

今日から1次リーグの第1戦から第3戦が終わるまで

選ばれた選手たち

そして、日本サッカー協会の方々、

想像を超えるエゴイストを期待します。

日本サッカーの未来のために、

間違っても、前回のように「自ら負けを選択」しないでください。

胸を張って、90分間、笛が鳴るまでは諦めず

勝利を目指し続ける姿を見せて欲しいと思います。

 

今から40年前、サッカーは日本ではマイナーなスポーツでした。

海外の試合は、前後半を2週間に分けて、TV放送していました。

サッカー専門の番組は、他にはありません。

TV中継も、正月の天皇杯決勝と高校サッカーくらいでした。

専門雑誌も隔週での発売でした。

国立の芝生は、緑色ではなく枯れていました。

リーグは企業チームばかりのアマチュア

日本人のプロ選手は、奥寺さん1人だけでした。

ワールドカップは夢の夢、オリンピックにさえ出場出来ませんでした。

やがてトヨタカップが開催されて、ジーコプラティニが来日しました。

それからすれば、Jリーグの発足からジョホールバルマイアミの奇蹟

日韓ワールドカップ開催、7大会連続出場

今の状況は、本当に夢のようです。

 

最後に、もう一つ、アニメ『ブルーロック』の台詞を引用します。

”絶望”しても尚戦わんとする人間に”夢を叶える”能力は宿る