1年延期、待ちに待った世界一の大会!
無観客での開催が決まった東京◯リンピックではありません。
サッカーのユーロ2020とコパ・アメリカ2020です。
どちらとも、コロナ禍のために昨年の開催が1年延期されました。
それが、いよいよ決勝戦を迎えます!
ご存知の通り、サッカーの世界一を決める大会はワールドカップですが、
実は、ユーロとコパ・アメリカは、ある意味でワールドカップよりも
予選を勝ち抜いて、優勝することが難しい大会だと言えます。
それは、ワールドカップは近年、実力の差が縮まったと言われていますが、
まだまだヨーロッパと南米以外の国との実力の差がとても大きいからです。
参考までに、最新のFIFAのランキング(5月27日)では、
1位、2位、4位、5位、6位、7位、10位がヨーロッパの国です。
そして、3位、8位、9位が南米。11位にようやく中米のメキシコが来て、
12位から20位までがすべてヨーロッパと南米で占められています。
ようやく北米のアメリカ合衆国がヨーロッパの国と同点の20位、
アフリカのセネガルが22位、アジアの日本は28位です。
待ちに待った決勝戦は、奇しくもどちらもサッカー伝統国同士の対戦です。
ユーロの方が、“アズーリ”イタリアに対する“スリーライオンズ”イングランド。
(FIFAランキングは、7位と4位です)
開催場所は“サッカーの聖地”と言われるロンドンのウェンブリーです。
(収容人員は90,000人)
イングランドの攻撃陣は、ケイン27才、スターリング26才、サカ19才です。
守るカタナチオのイタリアは、ゴールキーパーがドンナルンマ22才。
若い世代の活躍が楽しみです。
一方、コパ・アメリカの方は、順当に、南米の2強が勝ち上がりました。
“カナリア軍団”ブラジルと、“白と空色の縦縞”アルゼンチンが対戦します。
(FIFAランキング、3位と8位)
開催場所は、同じく“サッカーの聖地”、リオデジャネイロのマラカナン。
(収容人員は78,639人、前回の◯リンピックのメイン会場でした)
お馴染みサッカー界の至宝、ネイマール29才とメッシ34才の対決です!
もう一人の至宝、クリスティアーノ・ロナウド36才のポルトガル(ランキング5位)は、
決勝トーナメント1回戦で、ベルギー(ランキング1位)に敗れました。
同じ決勝トーナメント1回戦では、FIFAランキング2位のフランス、12位のドイツ、
14位のクロアチア、16位のオランダ、17位のウェールズ、18位のスウェーデンが
敗退しています。そしてイタリアが、準々決勝でベルギー、
準決勝でスペイン(ランキング6位)にPK戦の末で勝ちました。
恐らく世界中、◯リンピックよりも、多くの人々がこの2試合を観ると思います。
それぞれ日本時間で、7月12日の朝4時と、前日11日の朝9時キックオフです。
残念ながら地上波の放送はなく、それぞれWOWOWとABEMAで放送されます。
ちなみに、開催場所のイギリスのロンドンも、ブラジルのリオデジャネイロも、
ともにコロナの感染状況は、日本や東京に比べれば桁違いで、増加傾向みたいです。
それでも、ウェンブリーは75%の6万人超の観客を入れて開催しています。
陰性証明書と2回ワクチン接種が終えている等の条件が必要なようです。
一方、マラカナンの方は、無観客でバブル方式ですが、
選手やチーム関係者の間で、感染爆発が発生しているとのことです。
果たして、東京◯リンピックは大丈夫でしょうか?