新しい時代が、訪れます!
新しい元号の発表に続いて、5年後の2024年(令和6年)に、紙幣を新しくするとの発表がありました。
自分の子どものころ、お札と言えば、岩倉具視、伊藤博文、聖徳太子でした(さすがに板垣退助は知りません)。その後、福沢諭吉、新渡戸稲造、夏目漱石、野口英世、樋口一葉ときて、今度は、北里柴三郎、津田梅子、渋沢栄一になります。で、早速、ネットで「渋沢栄一 名言」を検索すると…
夢なき者は理想なし 理想なき者は信念なし
信念なき者は計画なし 計画なき者は実行なし
実行なき者は成果なし 成果なき者は幸福なし
ゆえに幸福を求むる者は 夢なかるべからず
逆に言えば、“夢がある”人は“幸福”なんです。観念だけでなく“計画”と“実行”が入ってます。
実業家として、第一国立銀行(現みずほ銀行)、東京証券取引所、東京瓦斯、王子製紙、東京海上保険(現東京海上日動火災保険)、秩父セメント(現太平洋セメント)をはじめ、約500社の設立にかかわり、「日本の資本主の父」と呼ばれています。その一方で、慈善事業や国際交流にも取り組み、身寄りのない子供らを育てる養育院の院長も務めて、東京慈恵会、日本赤十字社、癩予防協会の設立にも携わりました。さらに、渋沢氏の名言をもう一つ
事柄に対し如何にせば 道理にかなうかをまず考え、
しかして その道理にかなったやり方をすれば 国家社会の利益となるかを考え、
さらにかくすれば 自己のためにもなるかと考える。
そう考えてみたとき、もしそれが自己のためにはならぬが、
道理にもかない、国家社会をも利益するということなら、
余は断然自己を捨てて、道理のあるところに従うつもりである。
とても良い言葉だと思います。“道理にかなう”ことが第一で、次に“国家社会の利益”になること、
そして一番最後に“自己のため”を考え、もしも前ニ者にかなうなら“自己”は捨てると言ってます。
さらにもう一つ。
四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ
今の自分に、ピッタリくる言葉です。自分もまだまだ“鼻タレ小僧”です。
ちなみに渋沢氏の享年は、92歳だったそうです。