流儀、そして信念
久しぶりに、やられました。
第4話の「がて」が、本当にヤバいです。
読んでいて、心が震えて、涙が溢れ出ました。
さらに、驚愕のラストに、再度、やられました。
そんな小説です。
その小説は、城山真一さんの『看守の信念』です。
前作の『看守の流儀』を未読の方は、必ず前作から読んでください。
そこで、まず、前作のラストで驚くと思います。
それから、2作目の『看守の信念』を読んでください。
間違っても、逆の順番で、読んではいけない連作となっています。
どちらも看守=刑務官が主役の話です。
刑務官とは、令和4年度の刑務官募集ポスターの文章をそのまま引用すると
被収容者に対し、日常生活の指導、職業訓練指導、悩みごとに対する
指導などを行うとともに、刑務所等の保安警備の任に当たります。