長介の髭 消えないままの痛み

犬と本と漫画、映画にドラマ、ときどきお出掛け。消えない傷を残して、前に歩む毎日。

機械と人の違いとは?

晦日。今年、話題になったTVドラマ『アンナチュラル』の再放送を観ました。

第1話。真相を解明のため、火葬されるご遺体を確保しようと、焼き場に駆け付けて、強制的に機械を停めてしまう主人公。真実のために、強引な手段も躊躇しない一方で、ご遺族に対しては、中堂さんが準備した「解剖許可証」を提示することなく、誠実に頭を下げて、まずは謝罪してから、丁寧に事情を説明、解剖の許可を得ます。

「機械は強制的に停めることは出来る。でも、人には強制したくない」

第2話。冷凍トラックに閉じ込められ、少しずつ 水没していく絶望的な状況で、主人公が発した言葉。

「明日、何食べようかな?」

第3話。一言で言うと、中堂さんが“最高!”です。

「人の感じ方まで責任が持てるか!」
「自分の仕事のモチベーションくらい、自分で保て!人のせいにするな」

第4話。不当なサービス残業による過労死を証明する証拠を、探す理由について、主人公が言います。

「あったことをなかったことにする、そんな大人の姿を見せられたら、
 子どもは石を投げるしかないですよ」

第5話。あまりに、哀し過ぎます。

「考えたことはあるか?永遠に答えが出ない問いを繰り返す人生」

セカンドシーズンを、是非とも、希望します。
そして主題歌を歌うのは、勿論……。紅白初出場おめでとうございます!